From:リゾナイズ(@reasofit)
今回は誰もが気になる「減量サプリメント」のお話。
巷で評判の減量サプリメントは本当に脂肪を楽に落としてくれるのか。
食事と筋トレだけで減量をしてきた人間のリアルな感想を述べたいと思います。
率直な感想
先に結論を申し上げます。
何故ならば、想像よりも脂肪が減らないから。これに尽きます。
私が摂取したサプリメント
では、私はどんな減量サプリメントを摂取したのか。それは
「リポドリンハードコア(Lipodrene HARDCORE)」
という製品です。
Hi Tech Pharmaceuticals社といえば本格的なボディメイク実践者向けの製品を送り出しているメーカーです。ラインナップはサプリメンのみならず、いわゆる「薬物」にカテゴライズされるような製品まであります。
それこそハードなボディメイク実践者であるボディビルダー向けの製品をリリースしているのです。ボディビルダー向けではありますが「ドーピング禁止」の大会には使用できない製品もあります。Hi Tech Pharmaceuticals社とはそんな危険な香りが漂う「ハードコア」なメーカーと言えるでしょう。
そんなHi Tech Pharmaceuticals社が減量サプリとして出しているのが「リポドリン」シリーズです。その中でも最も強力と言われているのがこの「リポドリンハードコア」。
「リポドリンエクストリーム」という製品もあり、「リポドリンハードコア」よりも強力との触れ込みもありますが、「リポドリンハードコア」とはアプローチが違うと考えたほうが良いでしょう。
私は、減量サプリを使うつもりは全く無かったのですが、試してみないとことには何も語れないので購入してみた次第です。
減量ペース
減量ペースに殆ど差を感じませんでした。つまり、摂取しても減量が早まることはほぼ無いと見て良いと思います。
カロリーを増やせばキッチリ脂肪が増えましたし、しっかり管理した減量メニューにすれば素直に脂肪が落ちていくといった感じ。
これは増やしたカロリーは「リポドリンハードコア」で帳消しにならないということを意味します。
摂取量と症状
・起床後半錠
・トレーニング30分前半錠または1錠
私の場合、悪寒やダルさが出てきてトレーニングに集中できなくなるので、上記の量に落ち着きました。
因みに基本的な摂取量は起床後1~2錠、昼食後またはトレーニング前に1錠です。
人によっては身体に深刻な事態を招くので、摂取量は慎重に見極める必要があります。
危険性
摂取量を慎重に見極める必要がある理由。
それは「エフェドラ」「ヨヒンビン(ヨヒンベ)」「カフェイン」が入っているからです。
「エフェドラ」と「ヨヒンビン(ヨヒンベ)」は死亡例もある危険な物質です。
「カフェイン」は科学的に筋肥大や脂肪燃焼を大いに期待できるものですが、これもやはり過剰摂取は死を招きます。「リポドリンハードコア」を使用するなら他でカフェインを摂っていないか十分に注意を払う必要があります。
私は以前、頻繁にコーヒーを飲んでいましたが「リポドリンハードコア」の摂取を期に「純ココアパウダー」に変えました。仮に「リポドリンハードコア」を使い切っても「純ココアパウダー」を摂るつもりです。
私が摂っているココアパウダーはNICHIGA(ニチガ)です。
ココアパウダー1.5g(スプーン0.5杯)~3g(スプーン1杯)をシェイカーや空のペットボトルに入れて、そこに1リットルの水を加えます。軽くシェイクするとそれなりに混ざります。
味はほんのりココアといった感じ。物足りない人は水を減らすかココアパウダーの量を増やしましょう。ノンフレーバーのプロテインの風味付けにも良いです。
ココアパウダーを量るのが面倒な人はディスペンサーをお薦めします。私は「コーヒーメイト」という商品を使っています。スプーン0.5杯~スプーン1杯分まで出す量を調整できるのが特徴です。
山佳化成「ワンタッチ シュガーポット」も持っていますが、出てくる量は「コーヒーメイト」のように変更できず、常にスプーン1杯分です。
このサプリメントが必要な人
このサプリメントが必要な場合を考えてみました。
ストリエーションが走るとは、筋繊維の束が体表面からも目視できる状態のこと。皮下脂肪を極限まで減らすと細かい筋が浮き出てくるのです。
お尻は最も脂肪が残ると言われているので、この部位にストリエーションを出すのはかなり難しいです。
お尻以外はかなりドライな状態という段階なら恐らく減量における全てのカードを切っていることでしょう。食事管理、筋トレ、有酸素運動という風に。
そこまでやってなおかつ、お尻に明確なストリエーションを刻みたいというレベルの人が「リポドリンハードコア」を使用するのが妥当なのです。
ですから、食事もデタラメ、運動もろくにしないという人が、楽して痩せたいために使うサプリメントではありません。
「リポドリンハードコア」で、もし体重が落ちたとしても、体型は決して良くなりません。だって、食事もいい加減で筋肉も鍛えていないのですから。
高須幹弥
とにかく細ければ細いほど良いという風にメディアに洗脳されている人が多い 。
減量の基本おさらい
他の記事で書いていますが、今一度、減量の基本をおさらいしておきましょう。効率的に減量するための優先順位は下記のとおりです。
1.《摂取》カロリー(大抵の人が食事管理でかなり脂肪が減らせる)
2.PFCバランス(P:タンパク質/F:脂質/C:炭水化物)
3.無酸素運動(筋トレ 筋量維持=スタイル維持)
↑ここまでで多くの人がバキバキに絞れたレベルまで行ける
4.有酸素運動(若干の脂肪燃焼)
5.サプリメント(薄皮一枚レベルまで仕上げる)
↑コンテストで確実に勝ちたい場合
こんな感じです。減量はとにかく食事が大切ということを覚えておいてください。