From:リゾナイズ(@reasofit)
3.価格
次は価格について考えてみましょう。
例えばトレーニングベンチとダンベルというシンプルな構成でも価格幅は大きく、ベンチは安い製品なら約1万円からありますが、高価なものなら10万円オーバーまで存在します。
ダンベルにしてもピンキリで、扱う重量によっても変わっくるので価格差がついてしまうポイント。
更に、パワーラックや家庭用のスミスマシンやラットマシン、果てはレッグプレスのマシンまで…となるといくらお金とスペースがあっても足りません。
ここではとりあえず安さに主眼をおいてトレーニングベンチとダンベルという最小構成で例示しておきます。
3-1.ベンチ&ダンベルの最安値
BARWING 3WAYトレーニングベンチ約11,000円
とりあえずベンチはそこそこ耐荷重の高い製品を買うべきです。何故ならあなたの体重もベンチにかかる荷重に加算されるからです。
現在、最も価格と耐荷重のバランスがとれているベンチはYouTenが販売している「BARWING(バーウィング) 3WAYトレーニングベンチ」でしょう。
耐荷重300kgに加え-20度~+88度まで角度調整ができて約1万円。仮に体重100kgの人がベンチプレスしたとしても200kgまで耐えられます。これなら強度は十分。
200kgのベンチプレスをできる人はビルダーでもあまりいませんが、毎日のように使うものですから150kg程度までの重量を連用しても問題ない耐久性は欲しいところ。
仕様上「BARWING 3WAYトレーニングベンチ」は中級者レベルまで余裕で使えると言えます。
「BARWING 3WAYトレーニングベンチ」は私が使っている「IROTEC(アイロテック)マルチポジションベンチ」よりも、満足する人はきっと多いはず。
「IROTEC(アイロテック)マルチポジションベンチ」はレッグエクステンション、レッグカール、プリチャーカールができるという大きなメリットがあるものの、そのレッグ系のアタッチメントとの兼ね合いで、シートの位置が高くなっています。
ベンチプレスをするときにシート位置が高いと私のような低身長トレーニーはまともに踏ん張れません。
FIGHTING LOAD 30kg×2(合計60kg)のダンベルセット約18,000円
まず決めるべきは、オリンピックタイプかレギュラータイプかということ。例外として可変式(アジャスタブル) ダンベルもあります。
この記事における「可変式(アジャスタブル)」とはダイヤルで重量を切り替えるようなタイプを言います。フレックスベルという製品が有名。
ダンベルシャフトとウエイトプレートがバラバラになるタイプを「可変式」と書いている人もいますが、私のブログではシンプルにダンベル及びダンベルセットと記載します。
可変式は省スペースにうってつけなのですが、価格面、汎用性(バーベルトレーニングしたくなったときにウエイトが利用できない)、故障のリスク等を考えて外しました。あと、自分で砂や水を入れるタイプも除外。
ダンベルにもオリンピックタイプやレギュラータイプといった種類があります。
とにかくオリンピックタイプはシャフトもウエイトプレートも総じて高価。レギュラータイプに比べ約2倍の価格差が出る製品もあります。
中古を買うという手もありますが、欲しい時にすぐ手に入れることが難しいので新品にターゲットを絞りましょう。これは中古を結構買った私の体験談から言えることです。
ある程度の重量をできるだけ安く手に入れるとなれば、自ずとシャフト経28mmであるレギュラータイプを選ぶことになると思います。
さて、次はどんなレギュラータイプのダンベルを選ぶか。ポイントは次の通り。
レギュラータイプダンベルの選び方
- パイプ状(中が空洞)になっていないダンベルシャフト
- スクリュータイプのダンベルシャフト
- 保護ラバーが付いているウエイトプレート
- 30kg×2(合計60kg)のセット
これらの条件を満たしているのは主に下記ショップの製品です。
- IROTEC(アイロテック)
- WILD FIT(ワイルドフィット)
- BODYMAKER(ボディメーカー)
- FIGHTING LOAD(ファイティングロード)
PURE RISE(ピュアライズ) というショップでもウエイト類は扱っているのですが、無難なのは先に挙げた4つのショップ。この4つのショップのダンベルセットはBODYMAKER(ボディメーカー)を除きほぼ同価格なのでロゴや色の好みで選ぶと良いでしょう。BODYMAKER(ボディメーカー)のラバータイプは高めです。
この記事ではFIGHTING LOAD(ファイティングロード)を選んでいます。ダンベルセットがセールで3,000円ほど安くなっていることがあるためです。
激安のダンベルセットはポリエチレン(PE)の型にセメントを入れたウエイトプレートと、ダンベルシャフトが中空、つまりパイプ状になっているものが多いです。
しかし、これらはかなりデメリットがあるので私なら選びません。理由としては「ウエイトプレート経が大きい」「中のセメントが漏れやすい」「シャフトの強度が心もとない」といったことが挙げられます。
普通のダンベルシャフトは約2.5kg。これなら小さい筋肉を少し追い込みたい時にダンベルシャフトだけをウエイトとして利用することができますが、パイプ状のシャフトは約0.6kgなのであまり使い道がありません。
30kg×2(合計60kg)のセットを選んでいるのは背中のトレーニングや先々のことを考えてのことです。20kg×2(合計40kg)のセットのほうが当然安上がりですが、すぐウエイトプレートを買い足さなくていけなくなるので、最初から高重量のセットを買うほうが賢明です。
koeki P-1126M スタンドミラー約13,000円
忘れがちですが、トレーニングベンチ+ダンベルという最小構成でも鏡はあったほうが良いでしょう。トレーニングフォームを確認するのは大切だからです。
1.5m程離れた位置から、両手を真横に広げた状態で全身が映る大きさの鏡が理想。ただ、そうなるとスペースの問題や価格の問題が出てくるので難しいところ。
ここでは、幅50cmで移動しやすいキャスターが付いている鏡を提案します。
3-2.ランニングコスト
トレーニングベンチとダンベルを買って合計約29,000円。鏡を入れると約42,000円。実はこれで終わりではありません。
床には衝撃や騒音を軽減するマット類が必要です。ただ、これも買って終わりではないのです。ヘタってくるからです。
私は最近、EVAジョイントマットとゴムマットを新調しました。7年も使っていると流石にくたびれてきます。
当時3,500円で買った軽トラ用のゴムマットがひび割れし、少し触るだけで欠けてしまいますし、その下に敷いているEVAジョイントマットもかなり薄くなりました。
その軽トラ用のゴムマットは7年経って約1.6倍の価格になっています。2枚使用していたので買い換えると13,000円掛かる計算です。
今回はより滑りにくいWILD FIT(ワイルドフィット)のジムマット1枚だけにしましたがそれでも7,500円。ジョイントマットも20枚で18,000円掛かりました。
つまり25,500円出費したわけです。
トレーニング頻度や扱う重量によって違いますが、3年~5年でマット類は買い換えなければならず、それなりの出費は覚悟しなければなりません。
3-3.合計金額
では合計額を算出します。床に敷くものはジョインマット60cm×8枚で計算。トレーニングベンチとダンベルセットなら240cm×120cmでもいけるでしょう。本当は6枚でも良さそうですが6枚のセット販売はされていないので8枚セットを選択しました。
- BARWING 3WAYトレーニングベンチ
約11,00円 - FIGHTING LOAD 30kg×2(合計60kg)ダンベルセット
約18,000円 - koeki P-1126M スタンドミラー
約13,000円 - KaRaDaStyle ジムフロアマット 60cm×8
約7,500円 - 合計 約49,500円
鏡の価格が結構掛かってしまいました。ただ、新たに買わなくても家にある鏡を使える場合が多いので実際はもう少し費用を抑えられるかも知れません。