From:リゾナイズ(@reasofit)
6.怪我(トレーニング外)
トレーニング外の怪我って何?と思ったあなたは少し危機意識が低いのではないでしょうか。怪我のリスクはトレーニングしている最中だけではありません。しかもトレーニー本人とは限りません。
私はこの「トレーニング外」しかも「本人以外の怪我」のリスクについて大きく取り上げている記事を見たことがありません。
なぜ見たことがないのか。それは「記事を書いている人がトレーニーだから」です。それは当然かもしれません。
しかし、トレーニー本人がトレーニング中の危険性を心得ていても、セット前後、インターバル、全トレーニング終了後の危険性は軽視しがち。ましてや、自分以外の危険性は殆ど考えていないのが実情です。
トレーニングベンチ+ダンベルセットのシンプルな器具構成だったとしてもトレーニング外のリスクがあることを自覚ましょう。
リスクを挙げてみました。
子供(子供及び本人の怪我)
ペット(ペット及び本人の怪我)
高齢者同居人(高齢者同居人及び本人の怪我)
セット終了後
セット間休憩
部屋内の移動
もし、お子さんが頭をぶつけたら、躓いたら、挟んだら、落ちたら。トレーニング動作中にお子さんが入ってきたら。
あなたが仮に私のようにドジな怪我をしない人だとしても、器具の扱いを知らないお子さんがうっかり部屋に入ったら、奥様の好意で掃除するために部屋に入ったら、などトレーニング外での危険は想像以上にあります。
お子さんがいる家庭は本当に注意を要するので、パワーラックはおろかダンベルを置くことも慎重に考えねばなりません。
もう一つ指摘しておかなければならないことがあります。「トレーニングベンチ+ダンベルはセーフティーがいらないからお勧め」という意見。
私は怪我という側面からたとえ一人暮らしでも安易に勧める気にはなれません。
私も経験がありますがダンベルベンチプレスでの怪我は少なくないからです。自分の限界に近い重量になるとそれが顕著になります。具体的には「ダンベルをスタートポジションに持っていく」局面と「限界までレップした後」の局面。
ダンベルベンチプレスのリスク
- ダンベルをスタートポジションに持っていく際
バランスを崩しベンチから転げ落ちて肩や肘や手首を痛める
肩に落として痛める - 限界までレップした後
力尽きてダンベルを床に落とし手首に過剰な負荷が掛かり痛める
バランスを崩してベンチから転げ落ちて肩や肘や手首を痛める
騒音と振動も出す
「トレーニングベンチ+ダンベルはセーフティーがいらないから注意が必要」と私なら言います。